第32話:仲間
またしばらく更新できませんでした^^;
すみません(__)
やっと期末テストも終わったので、今度こそは定期的に更新するのを目指しますw
それではストの続きを。
扉が勢いよく開いた方にはテフルが立っていた。
「僕が行くってまさか・・・マスクを探しにか・・?」エクスがとても驚いた様子でテフルに尋ねた。
「もちろんです。僕に行かせてください!」テフルの目はまっすぐにタッグの目を見ていた。
タッグは困った様子で、目をそらした。
「しかし・・・だなテフル。お前には危険すぎるのだ」タッグが言った。
「確かに僕には危険かもしれません・・・でも、僕が行かないといけない気がするんです!」
「だが・・・・お前はまだ半人前のトーア、いや・・・まだお前はマトランだ。そしてこんな時にマトランをあんな危険な場所に行かせる訳にはいかない。これ以上、この島の住民を失う訳にはいかんのだよ。分かるであろう?テフルよ」タッグはため息をついた。
「確かに・・・・その気持ちは僕もすごく分かります。でも、この決心はどんな事があろうと崩れません」
「タッグ様、お願いします!!!」
そう言うとテフルはタッグに土下座をした。
タッグは驚いた様子で、ゆっくりとテフルの顔を上げさせた。
その時、テフルの目の奥には小さな炎が宿っているのがタッグには見えた。
テフルのこの眼差し・・・どこかで見た覚えが・・・・。タッグは考え込んだ。
・・・・・・そう、この眼差し、テフルがフォアースの弟子になりたいとフォアースに必死に頼んでいた時の目だ。
フォアースがテフルを弟子にした時、私は弟子は絶対にとらないと言っていたフォアースがどうしたんだと思ったが・・・やっとフォアースがこのマトランを弟子にしたのか意味が分かったぞ・・・。
フォアース、やはりお前はいつも正しかったな。
「いいだろう、テフル。お前がマスクを探しにいくのを許可する」タッグが言った。
「本当ですか!!!タッグ!!」テフルの顔に満面の笑みがうかんだ。
「本当に良いのですか、タッグ」エクスは心配そうに尋ねたが、タッグはその質問に対して静かに頭を縦に振った。
タッグのその姿を見て、エクスも納得した。
「しかし、タッグ・・・いくらフォアースの弟子とはいえどマトラン1人で行かせるには危険すぎますよ。でも、俺が行ったら村を守る者がいなくなりますし・・・」エクスが言った。
「確かにそうだ・・・誰か一緒に行く者を決めなければ・・・」
「僕達が行ってもいいですか?」声が発した方を見るとスカイとレイムが恥ずかしそうに立っていた。
「レイムさん!」テフルが叫んだ。
「久しぶり」レイムもそれに答えた。
「スカイ、レイム・・・本気で言っているのか?下手をしたら命を落とすかもしれないんだぞ?」エクスが2人に尋ねた。
「分かってます。でも、テフルの手助けをしたいんです」スカイが真剣に答えた。
「テフルは賛成してくれるよね・・・?」レイムがテフルに尋ねた。
テフルは元気よく頭を振った。
「お願いします。行かせてください!!」
タッグはしばらく黙り込んでいたがやっと口を開いた。
「分かった。スカイ、レイム、テフルをちゃんとサポートしてやれ」タッグは微笑んだ。
「ありがとうございます!!!」
スカイ、テフル、レイムの3人は抱き合った。
「そうと決まれば、もう出発しないと手遅れになる。準備を始めるのだ」タッグは3人に言った。
3人はうなずくと部屋から出ていった。
部屋の隅ではコフが去っていく3人の姿を睨んでいた。
そして、この時から彼らの運命は変わり始めた。
<続く>
なんか、こじつけっぽくなってすいません^^;
すみません(__)
やっと期末テストも終わったので、今度こそは定期的に更新するのを目指しますw
それではストの続きを。
扉が勢いよく開いた方にはテフルが立っていた。
「僕が行くってまさか・・・マスクを探しにか・・?」エクスがとても驚いた様子でテフルに尋ねた。
「もちろんです。僕に行かせてください!」テフルの目はまっすぐにタッグの目を見ていた。
タッグは困った様子で、目をそらした。
「しかし・・・だなテフル。お前には危険すぎるのだ」タッグが言った。
「確かに僕には危険かもしれません・・・でも、僕が行かないといけない気がするんです!」
「だが・・・・お前はまだ半人前のトーア、いや・・・まだお前はマトランだ。そしてこんな時にマトランをあんな危険な場所に行かせる訳にはいかない。これ以上、この島の住民を失う訳にはいかんのだよ。分かるであろう?テフルよ」タッグはため息をついた。
「確かに・・・・その気持ちは僕もすごく分かります。でも、この決心はどんな事があろうと崩れません」
「タッグ様、お願いします!!!」
そう言うとテフルはタッグに土下座をした。
タッグは驚いた様子で、ゆっくりとテフルの顔を上げさせた。
その時、テフルの目の奥には小さな炎が宿っているのがタッグには見えた。
テフルのこの眼差し・・・どこかで見た覚えが・・・・。タッグは考え込んだ。
・・・・・・そう、この眼差し、テフルがフォアースの弟子になりたいとフォアースに必死に頼んでいた時の目だ。
フォアースがテフルを弟子にした時、私は弟子は絶対にとらないと言っていたフォアースがどうしたんだと思ったが・・・やっとフォアースがこのマトランを弟子にしたのか意味が分かったぞ・・・。
フォアース、やはりお前はいつも正しかったな。
「いいだろう、テフル。お前がマスクを探しにいくのを許可する」タッグが言った。
「本当ですか!!!タッグ!!」テフルの顔に満面の笑みがうかんだ。
「本当に良いのですか、タッグ」エクスは心配そうに尋ねたが、タッグはその質問に対して静かに頭を縦に振った。
タッグのその姿を見て、エクスも納得した。
「しかし、タッグ・・・いくらフォアースの弟子とはいえどマトラン1人で行かせるには危険すぎますよ。でも、俺が行ったら村を守る者がいなくなりますし・・・」エクスが言った。
「確かにそうだ・・・誰か一緒に行く者を決めなければ・・・」
「僕達が行ってもいいですか?」声が発した方を見るとスカイとレイムが恥ずかしそうに立っていた。
「レイムさん!」テフルが叫んだ。
「久しぶり」レイムもそれに答えた。
「スカイ、レイム・・・本気で言っているのか?下手をしたら命を落とすかもしれないんだぞ?」エクスが2人に尋ねた。
「分かってます。でも、テフルの手助けをしたいんです」スカイが真剣に答えた。
「テフルは賛成してくれるよね・・・?」レイムがテフルに尋ねた。
テフルは元気よく頭を振った。
「お願いします。行かせてください!!」
タッグはしばらく黙り込んでいたがやっと口を開いた。
「分かった。スカイ、レイム、テフルをちゃんとサポートしてやれ」タッグは微笑んだ。
「ありがとうございます!!!」
スカイ、テフル、レイムの3人は抱き合った。
「そうと決まれば、もう出発しないと手遅れになる。準備を始めるのだ」タッグは3人に言った。
3人はうなずくと部屋から出ていった。
部屋の隅ではコフが去っていく3人の姿を睨んでいた。
そして、この時から彼らの運命は変わり始めた。
<続く>
なんか、こじつけっぽくなってすいません^^;
by take-kongu | 2007-03-02 21:53 | ストーリー